カテゴリ:旅行記

フィリッピン 1997(1) ひなんクラブ

by ハッチョ

ヨギ大将ご一行

この年は1997年だから、もうあれから14年も経つのか・・・
皆一緒に年を重ねているから余り気にはならないのだが、つい最近のような気もするし、随分と昔のような気もする。 続きを読む



1998 ネパール(8)

by ハッチョ

最後の晩餐

ネパール最後の夜、ホテルで夕食。何を食べようか皆で喧々諤々。結局コンチネンタル料理というのを頼んだのだが一体何が出てくるのか見当もつかない。アルゼンチンタンゴと対比してコンチネンタル(欧州風)タンゴというのがあるので、コンチネンタル料理とは西洋料理アラカルトといった意味でしょうか。 続きを読む



1998 ネパール(7)

by ハッチョ

カトマンズの商人【其の二】
「シャチョウサン、シャチョウサン」今度はなんだろう。

「白檀の木の‘たて笛’30ドルで買ってくれ」少年が笛を吹きながら、彼もまたカニ歩きでついてくる。
25ドル、20ドル、 「確かに白檀の香りはする」
15ドル、10ドル  「音もでてるし、どうせ土産も要る」

つい言ってしまった 「10ドル(1100円位)なら」 続きを読む



1998 ネパール(6)

by ハッチョ

カトマンズの商人【其の一】

「シャチョウサン、シャチョウサン」

くせのあるアクセントで、おそらく東南アジアでは共通語になっているであろう日本人観光客への呼称をささやきながら、二十歳前後の青年が擦り寄ってくる。

ほこりっぽいカトマンズの町を群れて歩く、12名の中年グループの中から、どういう基準で選ぶのか私と2歳年上のTは頻繁に声をかけられる。 続きを読む



1998 ネパール(5)

by ハッチョ

ヒマラヤの上を飛ぶ

 8,844mの世界最高峰 ”Mt エベレスト”は英語名。ネパールでは”サガルマータ”、中国(チベット)語では”チョモランマ”という異名を持つ。

足弱の「ひなんクラブ」はとても歩いてはいけないので、知恵を使う。
いや知恵もないのでお金を使う。
お金で文明の利器・飛行機を使い「空からエベレストを間近にを見よう」
これが今回の旅行の目玉企画である。

上の写真は、エベレスト遊覧飛行の最中、パイロットが
「おまえらこっちに来い。ここからの方がよく見えるから」
とコックピットにいれて見せてくれた映像である。
エベレストは画面で言うと正面右の方の高い山。

 客席から見るとこうなる。世界最高峰の上を飛ぶのだから気分の悪いはずがない。

周囲には切り立った山々が延々と連なっている。

何を隠そう私は飛行機が大の苦手。この時も国内からズーッと先輩の女性に気遣ってもらい、恥ずかしながら離着陸時には手を握ってもらってました。

当然このエベレスト遊覧飛行も最初から「乗らない」と断っていたのですが、ネパールに来てすっかり心変わり。
私が乗りたいと言い出したものだから”ニーノ”があぶれてしまった。申し訳ない。

「ニーノは旅行会社の社長兼ガイドだから何時でも乗れるだろう」と思っていたら、渡航危険地域になってしまった。「ニーノ先輩。ごめんなさい」

しかしこの飛行機会社の遊覧機が今年(2011)墜落した。日本人客もいたようです。
ご冥福を祈ります。



1998 ネパール(4)

by ハッチョ

ナガルコットの丘
(下 ;ナガルコットの丘から眺めたヒマラヤ山塊)

カトマンズの空港で無事、後発組のマサシ兄さんとQちゃんと合流。バスでカトマンズ市内を見物しながら今夜の宿泊地「ナガルコットの丘」に向かう。

ポカラもそうであったが、古い寺院や遺跡が多く残っている割に保存状態が悪い。もったいない。
歩いていると子供達が物売りに来る。5才~12・3才くらいの女の子が多い。ハンカチのような物を何枚か買うと、すぐその売り子の周りに何人かの子供たちが集まりお金を分け合っているようだ。
どうやら売り上げを共有しているようである。

しかしその後の行動が我々日本人とは全く違う。
今買った客のところにグループの別の子がまたやって来る。そして同じものを売りつけようと口上を並べたてるのである。「さっき買ったからもう要らない」と言っても全く気にしない。

ある意味すごく合理的である。
客を”買う客”と”買わない客”に分けて「”買う客”にはもっと買ってもらう」という戦略であるらしい。
何やら今の日本の高齢者詐欺商法みたいだがそれだけ効率がいいのだろう。

猿山に行った時のような感じで、やはり女性客が狙い目・ターゲット。売り子の子供達が群がってくる。
男性でも、にこにこして人のよさそうなタイプにすり寄ってくる。「ひなんクラブ」の男達はみな人のよさそうな顔をしているので売り子が寄ってくる。特にQちゃんやトッチャンは逃げるように歩かなければならない。

「ひなんクラブ」も見ようによっては「御大をボス猿とするサルの群れ」のようなもの。
実に面白いことに、観察しているとボス猿 ・御大のところにはあまり売り子が近寄らない。
どうやら傍目にも 「こいつがボスだ。うかつに手を出しては危険だ」 とすぐ判るようなのである。

恐るべし「元校長」。
しかし、恩師の名誉のために言っておかなければならない。イカツイ顔はしているが悪い顔ではない。ハンサムとは言い難いが(失礼)、御大は実に優しい威厳のある顔をしております。

 ネパールの王宮の門。この当時はまだ美しい佇まいであった。
共産主義武装勢力・マオ派が内乱を起こし、我々の旅行のあとすぐ、ネパールは渡航危険地域に指定されている。

2001年に王室内に内紛が起きた。(皇太子が機関銃を乱射し父親や母親を殺害し自殺した、とかいうが確かなことは今なお判っていない。)
2007年に王制は廃止された。いやはや中国と接しているという地政学的な問題は実に大変なことである。



1998 ネパール(3)

by ハッチョ

ポカラ
(左はラムジュンヒマール)

旅の夜明けは早い。普段、家では寝坊助でも、旅に出れば自然と早く目が覚めるものだ。ひなんクラブといえ例外ではない。その上皆年をとってきているのでなおさらだ。
その筆頭の座は御大”クマさん”で朝早くから散歩している。 続きを読む



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