フィリッピン 1997(1) ひなんクラブ

by ハッチョ

ヨギ大将ご一行

この年は1997年だから、もうあれから14年も経つのか・・・
皆一緒に年を重ねているから余り気にはならないのだが、つい最近のような気もするし、随分と昔のような気もする。

生まれて初めての海外旅行は、高校時代の恩師と先輩達に”連れられて”行ったフィリッピン。初めての異国の地でもあったせいか、忘れられない楽しい思い出の記憶に充ちている。

元々飛行機が苦手なせいもあり、海外旅行など”人ごと・夢のような話”と思っていたけれど、「ひなんクラブ」で前年から始まった海外例会で、カナダに行った連中が、余りに「楽しかった楽しかった。又行きたい」と言いつのるので、つい頸を縦に降ったのが運の尽き。

飛行機が怖い。それまで仕事で仕方なく2~3回は乗ったのだがとにかく怖い。空に浮かんでも、支えも釣り紐もない。いつ落ちても不思議はない。落ちない方が不思議じゃないのか?特に離着陸時は機体が反り返ったり下を向いたり生きた心地がしない。

しかし、しかし楽しかった。離島でのスキューバダイビング、リゾートホテルでのハプニング、高度成長前の日本に似た田舎の風景や風情。思い出すも懐かしい・・・・。

長年旅行社を営んでいる”ニーノ”先輩が、

「世界には美しいところが沢山ある。先生とあんたらに見せてやりたいんや!」

と言って始まった、「ひなんクラブ」の海外例会。

フィリッピンは”ニーノの第二の故郷”といってもよい。
とにかく詳しく、どこにでも友人がいる。その彼のフルサト、フィリッピンへのお誘いである。

飛行機にビビって断ろうとしたが、旅行後には「素直に好意に甘えて前年のカナダから参加すればよかった」としきりに悔んだ。現金なものである。それほど楽しかった。

この頃はまだ皆元気だった。早めに大阪に行って水族館「海遊館で遊ぶほど元気であった。
我々「ひなんクラブ一行」(但しこの会は特別に乃木大将ではないが”ヨギ大将とその一行”という別名がついた。その訳は次回)
11月1日午後関空から出発、夜マニラに到着した。

あまり掃除が行き届いてるようには見えない。夜だが空港は人でごった返している。
ニーノによると、
「フィリッピンは出稼ぎ国家」
「海外に出稼ぎに行った人たちの送金で成り立つ国なんや」
「ちょうどこの時期出稼ぎに行った人たちが国に帰ってくる時期やから人が多いんや」ということらしい。

初めての異国の地。 その日は特に何をするということもなくホテル周りのコンビニで酒を仕入れ皆でワイワイ飲んで寝る。

かっての高校生登山部員達も初老になりのん兵衛ぞろい。
男も女も飲み始めると止まらないほど元気だった。
(私は今はもう駄目。でも例外もいる。ひなんクラブは例外の方が多いかも)

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