恐ろしい茶番劇の始まり?

by KEI

松山市は、公共事業裏金捻出疑惑で「4人の外部専門家の答申をでも疑惑はなかった」を最終答弁とした。
これに対し答申を出した委員の一人である弁護士は
「私の意見をねじ曲げ無視された」
「公営企業局や松山市の調査は論点をすり替え調査になっていない」
「弁護士による第三者委員会を早急に設置すべき」という趣旨のことを云っておられるようです。

もう一人の委員の公認会計士は、
「さらに綿密な調査が必要と思う」
後のお二人の委員である大学教授は、おおむね市の主張どおりの答申をした。

松山市はなんとかこの問題を早く納めたいのでしょうが、この答申で「問題がなかった」とは強弁すぎないですか?
挙句の果てに、やっと疑惑の告発者を招請した市議会の調査委員会を、直前になって突然非公開の”秘密会”にしてしまった。理由はあまりに馬鹿馬鹿しく書く気になりません。公営企業局の調査で孫請け会社社長に事情聴取しない理由と同じく、理由になっていないからです。
秘密会になると、会での内容を外部に公表すると懲罰があるようですが、秘密会にするという緊急動議に賛成したのは市議会与党”維新の会”と公明党、何故ですかね?
警察の取り調べまで全面可視化しようというこの御時勢に首をかしげます。

これでは疑惑を解明し幕を引くどころか、ますます疑惑は深まるばかりじゃないですか?
危惧したとおりの展開に少々うんざりしていますが、ちょっと気になる発言が公営企業局の管理者からありました。
「裏金疑惑に関わったとされる元市職員が”孫請け”社長を名誉棄損で訴えているので、それが有罪になれば私達が正しかったということになる」

告訴状を見ていないのでどの部分を名誉棄損で訴えているのか判りませんが、基本的に裏金疑惑と名誉棄損は、関連がないとは言わないけど別問題でしょう。犯罪者であっても報道の仕方や取り上げ方で名誉棄損で訴えることはできるはず。

随分変な話です。特にこの発言者が警察OBとあってはなおさらのこと。告発者の孫請け社長も何かと問題のある人物という投稿もありますが、「孫請け社長が有罪になれば」という発言には恐怖を感じます。

今回の疑惑で「問題はない」とする人たちの共通点、それは”公務員”です。民間の人間には本当のことはおそらく判らないでしょう。
ですから、問題になっている公共工事に関わった他の公務員の皆さんに、もっと自由に発言してもらえば簡単に疑惑は晴れるんじゃないかと思うのですがどうでしょうか?

国政に次ぐ恐ろしい茶番劇を、地元愛媛で見たくないです。

コメント

コメントする

投稿前の注意

  • 他の人に不快感を与える投稿や誹謗中傷するようなコメントはおやめください。
  • コメントを投稿する前によく読みなおして投稿しましょう。





ピックアップ

ピックアップ記事一覧へ

セミナー紹介

イベント紹介

リンク集