町おこし、皆でやればもうからない

by 老師

あちらでもこちらでも「町おこし〃」と賑やかなこと。
「がんばっておらが町を盛り上げよう」という心意気は買うが、こんなにどこもかしこも同じ様に町おこしをすれば、”使う金も使う人も同じ額と人数しかいない国内(県内)”だけをあてにすると、結局何もしない時と何も変わらん。

パイの取り合いをしたって始まらん。パイの取り合いをするんなら、国民一人当たりの可処分所得を上げにゃあ話しにならんのじゃ。

1人当たりの可処分所得を上げるには、一番わかりやすいのは「国内で安く生産して海外で高く売る」ほれ昔から日本がやってきた殖産興業。戦前も戦後も日本はそれで豊かになってきた。

しかしこの道は、豊かになって先進国になったとたん賃金の安い後進国に追いかけられて頭打ちになるということ。

唯一残された道は「技術革新を続け、生産効率を上げ、一定期間余剰価値を増やす」事を繰り返してゆくしかないんじゃろね。人生そのものじゃねえ。

町おこしでいえば、皆がおなしことをやるんじゃなく、各地の特産品の生産効率を高め、シェアを奪った地域が利益を上げる。出来れば海外にまでシェアを伸ばす。これしかないじゃろ。(役所が音頭を取ってやってるようでは無理だと思うが)

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