頭の中の雑音が自分ではない

BY ニドウ

エックハルト・トールというスピリチュアルマスターは、珍しく「悟り」を得るための考え方、行動、現象に対する理解の仕方をその著者に実に具体的に記しています。

但しそれがそのまますんなりと理解できるかどうかという問題はあります。
まあ言葉なんて「一見皆判ったような気がして話していますが、実際は全く別の概念と理解しているかもしれないし、確かめようもないですから。

その顕著な例として

その人が認識している「自分」とは何でしょうか。何でしょうかというとむつかしいので「どれが自分でしょうか」という質問にしましょうか。

普段一人の時、頭の中で「誰かが何かをとめどなく考えていません?」
好きな人のことだったら「今どうしてるかしら?」なんてなかなかロマンっチックなことも考えてるかもしれません。
いやな奴のことが頭に浮かべば「色んなん場面を想像して悪口を言ってる」かもしれません。
自分のことが頭に浮かべば「失敗した事やいやな事を思い出してイジイジと気が滅入ることばかり考えてる」かもしれません。
何かしら次々と好きな音楽が鳴り響いているかもしれません。
決して人に言えない下品なことを想像していrかもしれません。

現代人はこれら全部ひっくるめて、「頭の中で次々とイメージを浮かべそれについて連想ゲームのように考えを巡らせ又別のイメージに飛びつく」その思考を「自分であると思っています。

もう簡単に言っちゃいましょう。それは自分ではありません。 エックハルト・トールは「そいつらを黙らせろ」といいます。
そいつらを何と呼ぼうがあまり関係はありません。エゴ、分裂した自己、悪霊の囁き?なんでもいいんです。
まずそいつらを黙らせることです。少し時間はかかります。人間の苦しみの大半は「身分の頭の中で誰か(何か)が絶え間なく不安をかきたて」それを自分だと信じていることから生じるのです。

頭の中で、貴方の意思に関係なく誰かが騒ぎ始めたら、「フン、また何か悪だくみをしている奴が居るな。消えちまえ」とその雑音をコントロールするところから始めましょう。

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