再稼働反対を喜ぶ日本人と、「環境より発展を選ぶ」人たち

低質炭使用による火力発電で環境汚染を引き起こしているインドネシアの経済担当者がはっきり言い切りました。

「我々は環境問題より経済発展を選択した」

実に淡々と言われるのでかえって背筋が寒くなりました。
これはインドネシアだけの問題ではありません。
中国・東南アジア・インドこれら膨大な人口を抱える国々が同じように環境問題より経済発展を選択しているのです。

地球温暖化で大騒ぎしたのも今は昔。
排出権取引で一儲けしようという輩の詐術だったのでしょうか?

そんなことはありません。中国を見ればわかりますが国民の大多数に健康被害が出るのは見えています。
世界規模で気候変動を起こす可能性も指摘されています。

地球は関係ない。自国だけ発展すればよい!

こんな理屈が成り立つはずがない!これこそ先進国以上の国家ナショナリズム。
地球環境を破壊して人類が生き残れるはずがない。悪魔に魂を売る所業である。

日本で原発反対運動を繰り広げている人たちも似たようなものである。
あの人たちに
「電気もいらない。贅沢もしない。海外旅行など行かない。粗末な食事で粗末な衣服で50年前の生活に逆戻りしてもよい」
という覚悟があるならそれを表明していただきたい。

それならば今一度国民みんなで本気で考えてみよう。
それでもその時に日本は他国から蹂躙される可能性が非常に大きいことを指摘しておきたい。

菅直人元首相が懸命に「脱原発」主張を繰り返していますが、あれは、彼が恐怖のあまりに血迷って「浜岡原発に停止要請をした」ことが原因で、日本中の原発がなし崩し的に自主停止状態になったその愚行を覆い隠すためのさらなる愚行です。

その後、孫正義ソフトバンク社長と図って「再生可能エネルギー法案」を拙速に通した愚行も隠すためです。
その孫正義氏はとうの昔に菅直人など見切りをつけ、小泉・細川という元総理を山車(だし)に原発廃止活動をしています。

ソフトバンクの太陽光売電事業のためです。

経済を発展させながらエネルギー問題と環境問題を解決するのには短絡的な判断では人類の破滅を招きます。

現状は、再生可能エネルギーはまだまだ不安定高コストですから更新国は環境問題を無視して石炭発電。中進国は石油火力と原発の併用。先進国は原発発電国とその国から電力を購入する国。

日本のような島国では電力を変えませんから、脱原発派が主張するような『即原発停止』などすると火力発電の燃料費で新しいエネルギー開発の資金を食いつぶしてしまう。日本国そのものの存在が危うくなる。

「環境問題より経済発展」という後進と正反対の「経済発展より環境問題」一辺倒という

日本は亡国・環境(偏狭)ナショナリズム。

原発を再稼働させ、経済基盤を立て直し、日本の得意な先進分野「真に有効な再生可能エネルギーの開発」に全力を挙げましょう。

コメント

コメント(2)

  1. 浜の老婆

    この世には環境汚染よりも自分だけの利益を考える人が何と多いことか。

    昔から自然を破壊しているのは、一番自然破壊の被害を受けて困るはずの農林水産業者です。

    林業者は山を壊して道路をつけ見境のない伐採、農業者は多量の農薬をまき散らし、漁業者は稚魚まで根こそぎの乱獲をする。

    生まれ変わる時は電気も車もない昔に生まれたいものです(ウオッシュレットだけは欲しいけど)

    返信
    • KEI

      >ウォシュレットだけは欲しいけど

      情けないことを言うでない! 
      わしら新聞紙世代は花紙に変わって喜んだ!・・・・話が見えんじゃろな。

      確かにをウォシュレットは捨てがたい。誰か手動式ウォシュレットを開発せよ!・・・あれ?』これ発明したらアフリカで売れるかな?

      返信

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