サマータイムなんてとんでもない!?

by KEI

今日の日本経済新聞のコラムに、
「サマータイムは何一つ良いことがない」と書いてありました。

読んで納得。
”朝早く、涼しいうちに仕事して早く仕事を終えれば電気消費量を抑えられる”というのがサマータイム肯定論ですが、よく考えてみればまことにおかしい話でした。

まず大口消費事業所は操業時間が変わらなければ消費電力は変わらない。
日中の暑さが変わらなければ冷房需要も変わらない。

当たり前でしたね。
もっとも、国民に強制的に”就眠時間”を押しつけたうえでその時間から電気を止めるなら多少は効果があるかも。

どうやら”サマータイム”は、「朝は朝星夜は夜星」という昔の農民スタイルを受け継ぐ日本人には、返って活動時間を長くして消費電力が増える恐れがありそうです。

関連しますが、昨日の産経新聞に「計画停電ではなく計画給電を」とありましたが賛成です。”日本の基幹産業に優先的に給電する”。
足りないなら最低限必要なところを優先する。

今でも関東の皆さんをはじめ関係なさそうな地域でも節電に協力しています。
政府がきちんと説明すれば国民は納得します。

コメント

コメント(4)

  1. 初老の紳士

    サマータイムは「デイライト・セービング・タイム」と呼ばれ、読んで字のごとしで長くなった日照時間を有効に使ってレジャーを楽しむとか、緯度の高い国ではそれなりに効果があります。

    何も、消費電力のためにだけ実施しているのではなくて、若し全く効果が無いのであれば、長年欧米のサマータイムを実施している国は何なのでしょう?

    日本経済新聞のコラムを書いた人は実施している国で体験でもしたのでしょうかね~。

    赤道に近づいていくほど、確かに季節による日照時間の差がなく、日本も当てはまるので、今更導入する必要は無さそうですが。

    返信
    • 未婚の紳士

      私はサマータイムはお金や消費電力のために、欧米諸国がやってきたのではなく、より良いライフタイムを過ごすための人間の英知ではないかと思っていました。

      季節が一方的に日照時間を変えるのなら、我々もそれに合わせて快適な時を過ごしてやろうじゃないか!という英知の表れではないかと。

      「サマータイムは何一つ良いことがない」なんて日本経済新聞のコラムを書く人は、おこがましくもサマータイム実施している欧米諸国のこの歴史や文化にまでケチを付ける気でしょうか?。

      返信
  2. ただの紳士

    余談ですが、大昔ムササビが巣穴から出て行動を開始する時間と日没時間(≒日照時間)を調べた事がありました。

    なんとムササビ君のライフタイムはほぼ日照時間(夜行性の彼らにとっては闇の時間)に合わせて快適に過ごしているようでした。

    人間も野生動物のまねをしなくてはならないとは決して思いませんが、人によっては快適な事があるかもしれません。

    返信
  3. 淑女

    ふ~ん!そ~ですか?
    北海道の人に聞いたら「生活の質の向上のために是非やってほしい」と言われるかもしれませんし、沖縄の人に聞けば「どちらでもいいや」と言われるかもしれませんし、経済的効果を考える人は「サマータイムなんてとんでもない!?」と言われるかも知れませんネ。

    返信

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