怠けているわけではないアリ

働き者と思われている蟻だがグループの中に必ず極端な働き者が10%とあまり働かない怠け者が10%いる。
働き者だけ又は怠け者だけのグループを作ってみると結局同じ割合で働き者と怠け者が生まれる。

この現象の秘密が解き明かされた!
北海道大学の長谷川英祐准教授らの仮説であるが、実は驚くほど簡単な理由だった。

蜂や蟻など集団を作り、女王蜂や働き蜂など一定の役割を果たしながらグループ・(組織・巣)を維持している生き物を社会性生物と呼ぶ。
社会生成物の組織をコンピューターでシミュレーションすると、個体すべてを同じ程度の働き者だけにしたグループと、働き具合にばらつきがあるグループを比較すると後者のほうが組織が長続きする。
なぜかというと、働き者ばかりの組織は疲労すると一斉に休暇が必要になり組織活動が停滞する、つまり個体が疲れて組織が機能しなくなるのである。

怠けているように見えたのは「人間が休日をとる」のと同じ効果をもたらしていたというのだ。
一部が休むことで常に誰かが働いている状況を作り出して、組織の機能が止まることを防いでいるということ。

言われてみれば「な~んだ」というあっけないほど簡単な理由だった。
そりゃあそうだ昆虫だって生き物、リフレッシュ休暇が必要だったのだ。

 

「人間と同じだ」と思ったが、よく考えると人間のほうがタチが悪いぞ。
リフレッシュもなにもハナから働かずに生活保護を不正受給しているような輩がいる。

働かざる者食うべからず!よく働く者だけにリフレッシュ休暇を!

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