力を合わせよう!

by KEI

 敬愛する”真神アヤシ”さんのメルマガに「政府や情報配信者を否定して、悪グチ並べるのはやめにしましょう。」(「悪グチ」悪口+愚痴:アヤシ造語)この未曽有の災害、日本国民みんなが協力しなければならない今、確かにおっしゃる通り。でも一言だけ。

「この災害がある程度落ち着いたら民主党政府の対応に轟々たる非難の声が上がることでしょう。」

 震災発生から5日、ラジオを聴いてると現地からの声が悲痛な声に変わってきています。
「物資が届かない。なんとかしてください。水も電気もあるんです。でも燃料も食料も日用品も薬も一切物資が届かない。もう限界です!」と悲鳴のような地元自治体職員の声。

続いて、「国からの指示や対策の声が全く届かない。県に聞いても全く要領を得ない。一体どうなっているのか全然わからない。」
「皆さん助けてください!」
この方は途方に暮れて電話でマスコミに訴えるしかなかったのでしょう。

 我々被災地以外の人間は、政府関係者が時折テレビに出て被災地の様子を伝える姿を見ることができる。だがそれを聞いても「国がどういう組織を立ち上げ、どのように対応しているのか」という点については全く見えてこないんです。こんなことは今までありませんでした。

ただ政府に報告が上がった事実だけを義務的にマスコミを通じて報道するキャスターのようにしかみえないんです。事実福島原発が壊滅的な状況になって初めて、菅総理が東電と「統合本部」を設置すると聞いて、それまでは東電の報告を待ってそのままマスコミに発表していたことが明らかになりました。

 今のところ政府の発表は原発と電力供給についてのみ行われているようでそのほかの動きは見えてきまません。
登場する閣僚も枝野官房長官、蓮舫節電計画等担当相、海江田経済産業相くらいしか顔を見ません。北沢防衛大臣は別としてその他の方は一体何をされているのか全く見えてきません。

一方野党の議員の顔も見えません。野党で仕方ないのかもしれませんが、自民党にはこれまで震災等の緊急時にに対応した経験をお持ちの議員も多いと思います。ここはひとつ自民党のほうから民主党に協力を申し出て(ひょっとしたらすでに申し込まれているかもしれませんが)、挙国一致体制でこの震災から国民を守るために働いてもらえないでしょうか。手遅れにならないうちに。

 被災地から遠い私にできることは義援金の寄付くらいしかできません。それがどれほどの力になれるのか被災者の方々のことを思うと心が痛み、自分の力のなさに苛立ちがつのります。

今はまだ、世界中の人々がこの大震災にも耐え、静かに強く救援を待つ日本人に敬意を払う声が満ちています。しかしこのままでは、被災地の方々の悲鳴はいつしか怨嗟の声に変わり、「日本人同士が傷付け合うようなことになるのでは」と心配します。

 現在日本は国家としての機能を失いつつあるように見えます。
現場に入って救援活動をしている自衛隊・警察・消防隊・海外の救援隊の皆さんや東電の職員の皆さんは命がけで頑張っています。それらの人々の活動を無にしないよう、政治家の皆さんと官僚の皆さんの一層の尽力を心より願います。

コメント

コメント(1)

  1. 公務員の妻

    テレビで記者会見した消防の指令さん、涙ぐんでカッコ悪かったですネ~。
    『危険が嫌で怖いのなら、消防士やお巡りさん自衛隊に就職するな!』と言いたいです。
    涙ぐむ時は被爆してからにして欲しいです。
    私の旦那さんは危険を承知で火事場の火の粉をかぶっています。
    9.11ではアメリカの消防士がカッコ良かったし、もし私の旦那が行く時には『私は貴方の事を誇りに思っています。愛してるよ~』と言って明るく送り出しますヨ~。

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