コレクター魂

なんでも集めるのが趣味の人がいるもので様々なコレクターがいる。
美術品・工芸品・武器・刀・書画・骨董・古書から生物や植物、鉱物(石や宝石)、新しいものになると玩具や模型、ゲームや漫画、ポスター、レコード、果ては有名人が所有したり使用したものまで、まあコレクションの対象にならないものはないといってもいいのではないでしょうか。

このコレクターと呼ばれる人たちは、現存するものが少ない希少品ほどありがたがる、実にマニアックな人たちで、またその数少ない物を「持っていること」を自慢したくてしょうがない。

わざわざ収集品について自分で調べて本にしてしまうなんて筋金入りのコレクターも登場し、いわばもうその道の専門家として知る人ぞ知る存在として崇め奉られる。
それほどの達人になると、もうなんとも言えず人間臭くておかしみもあり可愛らしくてしょうがない。

なんでも鑑定団に時々鑑定士としてお出ましになる、武器や武具の鑑定人「澤田平」さん。
鑑定依頼のあった昔の空気銃「気砲」をみて「それは本当は私のもの」。
理由を聞けば「ある小道具屋にあるのを私が先に目をつけていたものが先を越されたから」
コレクターという人はこんなもんでしょう。一くさり解説をした後、

「実は私は『気砲』について本を書いているので、この気砲も本で紹介させて欲しい」と依頼人に掲載の承諾を取ったあと、澤田氏が一人ごちた言葉が

「現存する気砲が20丁余り。そのうち半分を私が持ってるので一体誰が本を買うかが問題です」

これにはぶっ飛びました。まさにそのとおりじゃないか。
売れても10冊余り? あなたこそマニアの鏡!希少品の塊!長生きしてね!

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