柔道暴力告発?体罰報道のあり方

昨日全国版で「体罰報道いいかげんにして」と書いたら今朝の新聞で「柔道暴力告発・全柔連に改革要求」と女子選手15人の代理人と称する弁護士が記者会見した様子が報道されていました。

告発した選手も同席せず、名前も公表せず、体罰の内容も報告しないで、選手たちが「代表チームの現状に失望と怒りを覚えている」という声明のみの会見に違和感を感じます。
普通「匿名の告発」というのは信ぴょう性に欠けますので報道機関が取り上げるものではないような気がします。

それはさて置き、女子選手の強化にあたっていた園田監督の指導、あれが「選手の人権を無視した避難されるべき体罰指導」ですか?
あれを許せば「その延長で『体罰問題』につながる」と危惧するのはわかりますが、テレビで見る限り、園田監督の叱咤が「解雇に繋がるような体罰指導」だったとは私には思えないのです。

あの厳しい指導を是認している女子選手はいないのでしょうか?
もし是認している選手がいるとすれば逆に信頼する指導者を奪うことにはならないのでしょうか?

スポーツの指導に「体罰」は必要ありません。「体罰」は加えてはいけません」
それを前提に話しますが、

『格闘技』の場合その性格上「格闘技の技術とは相手の肉体を攻撃する」ものです。
技術を教え鍛えるのに「技をかける」必要があります。柔道なら「投げる、関節を決める、首を絞める、体を押さえ込む」この技を指導するには手とり足取り教えなくてはならない。それも繰り返し繰り返し練習しなければ身につかない。
格闘技は練習そのものが「選手の肉体をいじめる」ことによってしか成り立たない。
「指導・練習」そのものが「体罰」と言っていいような性格を持つ特殊なスポーツです。

それが分かっている「格闘技家・選手」は「柔道指導の暴力」などと言われると戸惑うでしょう。

そこで提案ですが、
指導者を複数制にして、指導者と選手が指導方針についてと話し合い、選手が指導者を選択できるようにすればどうでしょうか?
厳しい練習について来いという指導者、自主性を重んじる指導者、褒めて育てようとする指導者。
ある種の実験のようで、その結果に大いに興味があります。
とりあへず自分で指導者を選択できれば今回のような問題は起きないでしょう。

それにしても、弁護士まで立てて柔道連盟を告発する選手は、辛いかもしれませんが告発記者会見に同席して自分が受けた「体罰の内容」について発言すべきではなかったでしょうか。

まさか、人権は弁護士に利用されているということはないでしょうね?

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