暴力団排除は警察が矢面に立て!

《BY 老師》

北九州市で暴力団を排除する為に、飲食店が「暴力団立ち入り禁止」の標章を掲げる制度を8月から始めたとたん、飲食店の女性(経営者・従業員)が相次ぎ刃物で襲われる殺人未遂事件が3件発生し、また標章を掲げる店が入居しているビルが放火される事件も2件発生。
「暴力団排除に協力した民間人が犠牲になる」事態を行政と警察はどうするつもりだろう?

暴力団を擁護するつもりはない。
だが暴力団排除条例は実は大変問題の多い条例で、法解釈上矛盾を抱えていると思う。愛媛県暴力団排除条例

詳細に見れば暴力団員の人権まで否定している。
ここまで暴力団員の人権を否定するなら、それ以前に暴力団を「違法犯罪組織」として法に定め、解散を命じるべきである。
暴力団員と判明したら片っ端から検挙すべきである。
それがないから辻褄が合わない。 だからこんなおかしな条例ができる。

暴力団を「犯罪組織」と規定せず、「住民側に暴力団追放の為の努力を求め対峙させ」、下手をすると、「知らずに暴力団員とかかわりを持つと住民が罰則を受ける可能性がある」ような条例を定めることは理解に苦しむ。
法・条例制定者の卑劣ささえ感じる。

もしこの条例を有効にしようとすれば、「外見上一目見て暴力団であると判るような措置」を前提としなければならない。それにはまず警察権力がその責を追うべきである。

北九州の事件は起こるべくして起こった住民被害である。法制定者の不作為の罪である。
暴対法と暴力団排除条例の見直しを求めます。

コメント

コメント(1)

  1. 愚翁

    やっちやあかんことをやって生計を立てるのが暴力団です。

    やっちやあかんことをやるのは部下ですが、部下がそれをやってパクられて豚箱に入っている間の手当はその部下や家族に支払われ、出所したらその功績の内容によってポジションが格上げになります。

    お勤めの期間の長さによっては2回級特進したりもします。

    国家権力で暴力団員の組織図を明確にして、トカゲの尻尾である部下が犯罪を犯したときは、暴力団株式会社の社長が連帯責任で部下と同等の罪で裁かれるような法律を作って、親分に対しては明確に「あんたの子分達(名簿を添付)が犯した犯罪は全責任を取らなければならない」と通達を送るのが良いと思います。

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