待ち遠しい西岡・ドネア頂上決戦

≪BY パックマン≫

10月14日、WBC世界スーパーバンタム級名誉王者・西岡利晃(36)が米カリフォルニア州カーソンで、IBF、WBO世界同級王者ノニト・ドネア(29=フィリピン)と統一戦を行うことになった。
WBCのダイアモンド王座とドネアの二つのタイトル併せて3つのタイトルが賭けられる。

楽しみですが、対戦相手のドネアはパッキャオ2世と呼ばれるくらい戦慄的に強いんだよね。

まだ世界的には名が売れてない頃、絶頂期の無手勝流強打者「ビック・ダルチニアン」と対戦した時、下馬評を完全に裏切って一瞬のフックで切り落として世界中に名を知られるようになった。(試合前、解説者がドネアのことを「勇気のある挑戦者だ」と語っていたのが印象に残っています)

また、長谷川穂積を破った強豪フェルナンド・モンティエル(メキシコ)も、2回に左フック一撃でKO。この時、もんどりうって倒れたモンティエルの両足が痙攣する衝撃のKOシーンに、世界はドネアの力を再認識しました。(頭蓋骨骨折という噂がありましたね)
ドネアは出来不出来があるものの、相手が強豪の時の方が桁違いの力を発揮するようです。

一方、WBCの名誉王者・西岡利晃選手も、これまでの試合を見るかぎり、強い対戦相手の時によりうまく相手の力を殺し自分のペースで試合を運ぶ能力があります。
スピードがあり防御もよく、必殺の左ストレートは「モンスターレフト」と恐れられています。

『矛と盾』じゃないけど、この二人の対戦はどうなるんでしょう。 興味深々です。

【ダイヤモンド王座】 WBCが09年に新設。技量の優れたボクサー同士の試合の勝者に与えられる。過去にはパッキャオ、5階級制覇フロイド・メイウェ ザー、ミドル級4団体制覇バーナード・ホプキンスが獲得。現在ミドル級のセルヒオ・マルチネスが保持している。

ここに並んでいるのは、超の上に超がつキラ星のごときスーパースターばかり。
もしドネアに勝ちダイアモンド王座になれば、西岡の名はボクシング史に永久に刻まれるでしょう。

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