震災がれき焼却試験で修学旅行中止

BY 還暦爺

震災ガレキの受入れ可否を判断する為に試験焼却する北九州市。その北九州市に修学旅行に行く予定だった松山市の日浦小学校が修学旅行を延期した。
保護者から不安の声が上がったのが理由としているが、学校や教育委員会はこの保護者達を説得するべきでしょうね。でも今の世の中難しいですから学校側もなかなか大変なのも想像できますがこれはひどい。

そもそも、愛媛県が「震災ガレキ」を受け入れるのかどうかよくわからない。議論されている気配さえない。行政も学校と協力して保護者を説得しなければならない。
行政が「住民の顔色だけを見て様子見を決めこむ」のは行政として機能不全に陥っているということだろう。

昨年、精神障害者の施設に地域住民が反対して計画を潰した事件があった。明らかな障害者差別的な発言に県や市という行政機関はなんら指導をしなかった。出来なかった。
今回の、震災がれき焼却試験というだけで修学旅行を中止するというのは、障害者施設に反対するのと同じ精神的背景があるのではないか。

「障害者の施設が近所に有ると土地の価値が下がる」
「望まない住民が居る地域に来ることは障害者にとって不幸」
なんと身勝手なエゴむき出しの言葉だろう。
何時から日本人はこんな醜悪な姿をさらすようになったのだろう。

「震災ガレキの分散処理は震災被害の分散化である」という声がある。私もその懸念は持っている。処理できるものなら震災地で処理したほうが言いに決まっている。それは判りきったことだ。

問題はそれが本当に可能なのかどうかである。
この先何十年も震災地に被害の処理を押し付けることになるのが良いことなのか?
「復興事業で雇用が生まれ金銭的にも利益があるからガレキは置いておけばいい」と発言した首長さんが居るが本当にそれでいいのか?
狭い日本の中で、東日本の一部を長期間被災地のままで放置するそのような政策が日本の将来にメリットがあるのか?
残念ながら今の政府から復興計画に基づく議論を尽くした説明はない。ない以上分散処理に同意するべきだと考える。もちろん全く逆の結論を出す人もいるだろう。

政府の震災ガレキの分散処理について、マスコミはその是非については全く触れずに、自治体の対応や住民の声だけを紹介してお茶を濁している。このようなマスコミの姿勢は卑怯としか言いようがない。社説で自社の見解を主張するべきである。

北九州への旅行取りやめは明らかに杞憂である。こんな風評被害を助長するような方針決める教育現場は子供の教育にふさわしくないのではないか?
震災ガレキは、被災地の復興の為、日本の復活の為、全国で負担を分かち合おう。
障害者の施設が必要なら喜んで協力しましょう。

何でこうなるんだろうと考えていますが、どうやら人権を主張する左翼思想が意識するしないは別として「極端な被害者意識の蔓延」というような状況を生んでいるのではないでしょうか。そして被害者意識の強い人が一転して理不尽な加害者になってしまう、そのように見えます。まるで日本人が朝鮮人化してるようですね。(韓流ドラマの影響?)

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