9.11とアラスカ旅行(5)

by ハッチョ

アンカレッジ(9/14)

4日目の午後遅く、やっと今回の旅行の全メンバーがアンカレッジにそろった。
互いに無事を祝ったのは当然だが、皆どうなることかと思っていたので、日本に帰れる見通しが立ってほっとしている。

だがアンカレッジでは街中を行く車やバイクの殆どに星条旗がはためいている。
アメリカ人にとって自国への大規模なテロ攻撃は相当なショックだったのだろう。民間人を巻き込んだテロへの怒りが彼らの愛国心を駆り立てているようだ。

これがもし日本ならどうなるだろう?
まず全マスコミがこぞって時の政府を槍玉に挙げて攻め立てる。
そして日本の反省すべき点を星の数ほど上げて国民に反省を促す。
同時にコメンテーター達は犠牲者に対し哀悼の意を表し大いに悲しんでみせる。
そこまででしょうか。
決して「日の丸を掲げ、国民一丸となって団結し戦おう」なんて言うメディアはなさそうだ。

難民生活からは解放されたが、アラスカ観光には明日一日しか残されていない。
ニーノとトッチャンが懸命に予定を組んでいる。

アンカレッジをレンタカーで流し一通りの観光。我々には残り時間が少ないのだ。
「あ、大橋巨船の土産店がある!」
女性メンバーは楽しげにかつ夢中になって買い物にいそしんでいる。
全く昨日までの苦労もなんのその。「喉もと過ぎればなんとやら」女性は強い(順応性がある)。

明日一日がこの旅行で最も大変な一日になるとも知らず、全員そろって久々に”自腹の夕食”を摂る。
”自由の象徴米国”のアンカレジは美しい。あー、ビールが旨い!

コメント

コメント(1)

  1. おてんば娘

    「日の丸を掲げ、国民一丸となって団結し戦おう」に賛同して「全日本ライフル協会」を立ち上げて「自分の身は自分で守ろうキャンペーン」を展開して(銃砲店やったら儲かる)

    と言う訳にはいきませんので、日本人の愛国心を駆り立てるために、せめて国民一人に一本竹槍を支給して(竹槍体操のCD売ったら儲かる)

    返信

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