ご存知でしょうか「あすなひろし」

by もう老年

ほんの戯れ程度の気持ちで、”あすなひろし”と入力して検索してみました。

その昔、「北極光」という新田次郎原作の彼の作品を見て、たちまちその絵に魅せられてしまいました。(氏の作品を”漫画”と呼ぶ気がしません。”絵”と呼ばせてもらいます)

あすな氏は、当時かなりの量の作品を書いていたように思いますがずぼらな私のこと、
「魅せられた」といいながら別段探し出して愛読したり収集するわけでもなく、誰かと彼の作品を話題にするようなこともなくいつの間にか彼の作品を漫画誌で見ることがなくなってしまいました。

彼の絵のタッチすら忘れてしまったのに、初めて観たときの圧倒的な叙情性への感動と”あすなひろし”という名前だけは不思議と時折思い出す、そんな存在でした。

だから今日、”あすなひろし”と入力してみたのも、たまたまふと思い出したに過ぎないのです。

「かなりの量を書いていた」といっても少年漫画全盛期のこと。手塚治や横山光輝、石森章太郎等といった超メジャーは別として多くの漫画家が次々と登場したあの時代、その殆どがいつの間にか忘れられてしまったはずです。

「私にとっては忘れられないあすなひろし氏も、そんな忘れ去られた漫画家の1人でたいした情報はないだろう」
そう思ってたまたま検索してみて、思わず「ン、何じゃこりゃあ」と声を上げてしまいました。

残念ながら、氏は2001年に他界されたそうですが、氏を追悼するサイトやあすなひろしに関する記事が山程出てくるではありませんか。

「彼の絵はこんなに多くの人を感動させていたのか」私はとんだ世間知らずでした。それを恥じると同時にこれほど多くの人が氏の存在を忘れていないことに驚きと喜びを感じています。
”あすなひろし追悼サイト”では作品集を販売しているようです。早速取り寄せてもう一度あの感動を味わいたいと思っています。
皆あすなひろし”の世界を覗いてみて下さい。お勧めします。

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