アメリカは同盟国たりえるか?

アメリカの歴代政権の要職者から恐ろしい話が漏れ伝わってくる。
「誰であれ米国大統領になれば中国と融和策を取らざるを得ない密約がある」
というのである。

特にニクソン以降の大統領側近らは
「キッシンジャーに影響された」
「後悔している」
「日本に対し後ろめたい」
などといっている。

今やっと彼らは、中国という名家の子孫を庇護してき結果、大きくなってみると知性のかけらもない凶暴で貪欲な犯罪者を育てたことに気がついたようだ。

しかしニクソン以前、大東亜戦争後の共産・中国と米国の関係はどうであったのか?
中華人民共和国設立が1949年、ニクソン就任が1969年。
第二次世界大戦後の東西冷戦は共産中国(中華人民共和国)の誕生と共に米中関係も冷え込んでいたはずだが、1972年のニクソン訪中で一応和解した。対立したと云ってもせいぜい20年程度。
基本的に米国は中国びいきである。厳密にいえば『中華』びいきである。

歴史のない米国は無条件に中国に憧れていた。
米人女史パールバックのピューリッツア賞作品『大地』など、まさに中国版『大草原の中の小さな家』。米国の『第二の西部開拓史』で新大陸『中華』へのフロンティアスピリッツあふれるフィクションである。
ニクソンはまさにパールバックと同世代。日本がアメリカにあこがれた以上に中国に憧れた世代に違いない。キッシンジャーと共に、突然日本の頭越しに行われた『米中和解』に何の痛痒も感じないアメリカ人世代の典型だろう。

だが、かくいう日本人のなかにも『中華』へのあこがれを持つ者が多かったのは歴史を観ればよくわかる。
日本の歴史の中には悠久の中華の歴史もまた生きづいている。日本文化は中華文化と切っても切り離せないのは事実なのだ。
だからと言って中国にへつらう必要など待ったくない。戦国末期からいやもっと以前から思想的な分野では日本は中国をはるかに凌駕する文化を築いていたのだ。思想以外にも書画・陶磁器など特定のものは唐物として珍しがられたがそれ以外には日本に参考になるものは何もなかったんではないだろうか?
戦国末期からは日本にとってかつての中国の立場は西洋に置き換わってしまった。日本人は西洋文明を追及するのに夢中になったといっていい。
そのピークが明治維新んでそこから半世紀余りで日本は西洋列強に並び五大強国の一角を占めるようになる。日清戦争・日露戦争に勝利した日本に西洋列強も一目を置かざるを得なくなった。この時代の日本人は人類史の中の奇跡と呼んでいいのではないだろうか。

この日本の台頭は西洋白人国家には不本意であったが、ヨーロッパ諸国には地球の裏側極東の出来事であった。
ただ一国アメリカにとっては違っていた。日本の中国進出・満州建国は、太平洋を挟んだ隣国・日本が、彼らの憧れの中国若しくは自分たちが領導すべき中国を侵略しようとする許しがたい越権行為に移ったのだろう。
戦後の日本人の教科書からは抹殺されているが、それ以降アメリカはあらゆる手段で日本を攻撃している。それは日本を戦争に追い込むためのものだったといっていい。

日本は敗れ敗戦国になったが、アメリカのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(英語:War Guilt Information Program略称:WGIP)により、日本の戦争責任のみ押し付けられアメリカの戦争責任は隠蔽された。
いや性格にはアメリカ自身の戦争責任を隠ぺいするためにWGIPで日本を戦争犯罪国家に仕立て上げ裁いたのである。
そしてこのアメリカの欺瞞は中国には被侵略国家自由を容認し共産っかを招き、歓呼kもまた日本の植民地として独立させ結果的に共産国家北朝鮮を誕生させた。
日本を加害者に仕立て上げるアメリカの政策が共産中国と北朝鮮を生みだすことになった。何を思ったかアメリカはまるで南朝鮮・韓国を独立させた立役者の様な世論を構築した。なぜか?その理由は、朝鮮戦争で多くの若いアメリカ兵を無駄死にさせた大義名分が立たないからである。

言辞に至りアメリK我が自国の罪を隠ぺいするために行った工作で中国と韓国は「日本に侵略された被害者」という構図を世界中で堂々と述べることができるのである。国連の中で捏造歴史を披露して恥じることがないのである。それについてアメリカは自分が蒔いた種だから大っぴらに否定できないで知らんふりをしている。

このような歴史の流れの中で、中国と韓国は捏造歴史を振りかざしてアメリカ国内で日本誹謗活動を繰り返している。
はたして日本はアメリカを安保同盟国として信頼していいのか?
日米安保条約を本当に効果あるものにするにはこのアメリカの仮面をはがさなければならない。

はたして
今の日本にそれが可能だろうか?
いまのアメリカにそれが可能だろうか?

それができなければ、米中密約の噂もあり日本はアメリカの裏切りに怯えながら生きなければならなくなる。ならば日本は中国と協力してアジア中心の世界を創る道もあるのだが、残念ながらこの場合にも歴史捏造を国是とする中国にその歴史を破棄させることができるかどうか?困難だろうと思う。

そうすると日本には、独自の防衛網を強化して中立軍事国家として生きるしかない。険しくとも日本にはこの道が一番似合うんだけどねェ。

コメント

コメント(4)

  1. りつ子

    アメリカは全て戦争で相手の国をやっつけてから同盟国と言う名前を使って子分にするだけなので、本当の意味の安保同盟国ではありません!

    日本がどこかの国と戦争になってもアメリカ国民の命をはって助けてはくれないでしょう。

    あくまでも日本の国は日本の軍隊で守るしかありません。

    返信
  2. KEI

    その可能性が大きいので悩みます。
    アメリカと日本は太平洋をはさんではいますが実に肌を触れ合うような関係ですから、日米関係をもっと緊密にする方法を考えなければならないのでしょう。
    それにはまず『日米離間』を画策する中国と韓国の謀略を明らかにしなければならないようです。

    返信
  3. 若い老婆

    アメリカの軍事基地が日本に有る限りどの国も日本に戦争を仕掛けて来ることはありません♪

    現実としてアメリカの軍事基地に対する今以上の協力と日本軍の軍事力の向上が必要不可欠なものであることは間違いありません♪

    返信
  4. りつ子

    ということは世界一の武器輸出国から多額の武器を買い続けることしかありませんねぇ!

    返信

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