テコンドー IOCに激しいロビー活動

世界中が驚いた「オリンピックからのレスリング除外」
明確な理由を示せという声に押されてIOCもついに競技団体のロビー活動を認めました。
近代5種(?)やテコンドーが激しいロビー活動をしたことも明らかにしました。
IOC委員に対するロビー活動が今回の決定に大きな影響を与えたということで、「公正な評価をした」というIOC会長の発言は虚しく響きます。

除外する競技の審査は、「普及度やテレビ放送、スポンサー収入など39項目で精査した」ということですが、その中に堂々と「スポンサー収入」を謳っているところがすごい。

暗にロビー活動で「IOCにたいする金銭の授受」が審査の対象になっていることを示すもので、IOCがオリンピックを「商売」と考えていることが臆面もなく表明されています。

人々に感動を与える「鍛えられたスポーツ選手の名誉をかけた戦い」という純粋なスポーツの祭典・オリンピックはもう存在しないということです。

そういえばロンドンオリンピックでは審判の不可解な判定が相次ぎました。
IOCトップが金にまみれていれば審判も金にまみれてしまうという当然の結果です。
競技選定に関わったIOC委員も同じと考えて間違いないでしょう。

レスリング界の伝説的選手、ロシアのカレリン氏は今回のレスリング排除を「オリンピックの基盤を壊すもの」と批判、さらに今回のIOCの姿勢には「隠された真相があるのは明らか」と不正に対する疑惑も述べました。全く同感です。

世界中のスポーツ関係者は一堂に会してオリンピックの運営を見直すことが必要でしょう。
でなければオリンピックは参加することになんの意義もなくなります。

コメント(3)

  1. KEI

    IOCはレスリングを除外したプログラム委員会の報告書を9月の総会の前に公表すると発表しました。
    その理由が「報告書には膨大なデータが盛り込まれまだ完成していない」というもの!
    レスリングを除外した理由だけ発表すればいいのになんとも釈然としない言い訳。
    それだけの時間をかけて「何かを隠蔽しようとしている」のでしょう。

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  2. KEI

    IOCのロゲ会長は「近く国際レスリング連盟(FILA)のマルチネッティ会長と会談し理事会の決定を説明する」と発表。
    そこでも「レスリングは非常に厳しい状況だが我々は公正な手続きをした」
    「FILAは20年のオリンピックに採用されるよう努力するべき」と語ったそうです。

    わざわざ「我々は公正な手続きをした」と言わなければならないのは後ろめたいことがあるからに違いないです。

    返信
  3. KEI

    IOCは2020年の競技の残り1枠を決める審議に現在の候補8競技を3競技に絞込み、その中にレスリングを含める方法を検討しているようだ。

    このIOCのあたふたぶりは、今回の「レスリング除外決定」で何らかの「不見識な動機」が働いたことをさらに裏付けるものでしょう。
    「公正な判断をした」ならこんな泥縄の救済方法など持ち出すはずがありません。
    渦中の韓国テコンドー連盟は静まり返っています。

    返信

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