IOC ノーベル賞に続き権威を落とす

「オリンピック競技からレスリングが消えるかもしれない!」
西洋文明がアジアの賄賂文明に蝕まれているのではないか?そう思わせるほど西洋文明の根幹にある組織が首をかしげる決定を繰り返しています。

国際オリンピック委員会(IOC)は2020年のオリンピックの競技種目で実施する中核協議からレスリングを除外しました。
この決定でレスリングは2020年オリンピックの種目として他の7競技(野球・ソフトボール、空手、スカッシュ、ローラースポーツ、スポーツクライミング、武術、ウェイクボード)と最後の1枠を争い選ばれなければオリンピックから消えてしまいます。

除外対象候補として最終選考に挙げられたのは、レスリングのほか近代5種、テコンドー、カヌー、ホッケーの5つの競技。
14名のIOC理事会の委員による無記名投票でレスリングは常に最多得票だったということですが、そのこと自体に耳を疑います。

時代の流れでオリンピック競技の入れ替えがあっても別段不思議はありません。
ですが近代オリンピックは古代ギリシャのスポーツの祭典を模して開催されているもので、未だにマラソンやレスリング、円盤投げ、槍投げ、ボクシングなど古代オリンピックの伝統を色濃く残しています。
競技だけではなく、ヒトラーの始めたものですが、アテネから開催地までの聖火リレーも近代オリンピックの重要な儀式です。

今回のIOCでの種目削減協議は、下馬評では近代5種かテコンドーがいずれかだろうというものだったそうです。ところがふたを開けてみればレスリングが削除種目に選ばれ、投票した理事達の間でもどよめきが起こったと伝えられています。

一体何が起こったのでしょう?
この決定の陰で、IOCはロンドンオリンピックで「竹島領有」を主張するメッセージを掲げた韓国サッカー選手の、保留にしていた銅メダルの授与を決めています。

昨年ノーベル文学賞は本命と目されていた村上春樹氏をおさえて中国の作家が受賞しました。しかしその後選考委員の一人が中国のその筋から「利益供与による不正投票を誘われた」と告白しました。
ノーベル賞が権威を失墜した瞬間でした。

テレビでは、いつもジョークを交えつつ軽妙に解説するデーブ・スペクター氏が、いつになく目くじらをたて「IOCの愚行だ」と厳しく非難し「どれとは言わないが、最終選考に残ったものの中に『これがオリンピック競技か?』と笑い物になっている競技がある」と指摘しています。

アメリカの新聞は頻繁に韓国の主張する「歴史認識」を一方的に掲載し、「真実の歴史」を顧みようともしません。
私には、アジアの悪しき風習といわれてきた「賄賂政治」が、西洋社会を蝕んでいるように見えます。

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