スコットランド独立運動は≪EU欧州≫の当然の帰結

スコットランドが独立するかもしれない!?

聞いた当初は「まさか・・」
しかし英国の実情を知ると「そうだったのか・・・」
さらによく考えてみれば「なるほど、当然・・・」

イギリスは、女王をいただき世界を席巻した栄光の歴史を持つ国家。
「そのイギリスから独立分離したい国民が存在するはずがない」という思い込みがあった。
日本なら、九州か北海道が独立運動するような感覚で、島国日本人としては想像も出来ない。

しかしつい最近まで、アイルランド共和軍(IRA)がロンドンなどでテロ活動をやっていたのを思い出す。
それを理解するには、イギリスの成立過程・歴史をさかのぼらなければならない。

(1)1289年、ウェールズ地方に州制度を敷き、1536年に正式統合
(2)1603年、スコットランドとの間に同君同盟を形成。1707年スコットランド合併法により、グレートブリテン王国に
(3)1801年、アイルランド合併法により「グレートブリテン・アイルランド連合王国」が成立

こうして『グレートブリテン(イングランドを中心とする連合王国)』は成立したのだが、
その後1922年、現アイルランドは北部6州(現英国ウェールズ)を除いて独立した。
今でも、アイルランドと英国の間には様々なわだかまりがあり、IRAのテロ活動に繋がったようだ。

ウェールズとスコットランドにしても、イングランドと友好的に連合したわけではなく、
「勢力の強かったイングランドに圧迫されながら、連合国を形成した」というのが実情のようだ。

第2次世界大戦後、覇権をアメリカに譲った英国では、繁栄している間は問題にならなかった「抑圧された民族意識」が少しずつ表に表れてきた。
イングランドは、スコットランドの不満を抑えるために少しずつ譲歩したのだが、それが返ってスコットランドの独立運動を助長したのだという。

今月の18日、スコットランドの独立を問う住民投票が実施される。
大変な接戦模様で、どちらに転ぼうが、後々かなりの混乱を余儀なくされるだろう。


だが、先ほど日本に置き換えて考えてみたが、日本でも大東亜戦争後の一時期、敗戦の混乱で『九州独立運動』がささやかれた。
しかし今となっては、日本分裂など到底考えられない。
狭い国土、長い歴史、統一言語、統一通貨、政治体制、防衛体制など、何をとっても分裂するメリットはかけらもない。
(近頃かまびすしい『道州制』さえ、私には単なる戯言としか思えない)

なぜスコットランドが? 
英国だって日本と同様、分離独立による弊害は尽きないだろう?
過去の歴史的経緯はあるとしても、今独立しようとするスコットランドと日本はどこが違うのだろう?


ある!一つだけ日本とスコットランドには大きな違いがある。

日本とスコットランドの違いは
EU(欧州連合)という上部組織の存在だ!

欧州では第二次大戦後すぐ、欧州連合の機運が盛り上がった。1965年には『欧州経済共同体』が発足。
通貨を統合し、欧州は経済のみならず政治体制まで統一しようという壮大な試みを続けている。

その欧州にあって、英国という枠を飛び出し、小国スコットランドが樹立しても、EUに加盟しさえすえば孤立は避けられる!
日本の北海道が独立したらロシアに飲み込まれるしかない。
九州が独立しても中国と韓国が手を出せばひとたまりもない。
他に頼る上部組織のない日本国で、分離独立活動はまず起こらない。


欧州は、スコットランド以外でも、スペインのカタルーニア地方など、あちこちで独立運動が活発化しているようだ。
「EU計画を進めれば進めるほど、民族・地域の独立が進み、内部は分裂し混乱する」
欧州は「統合の元の分裂」という皮肉な結果を迎えそうです。

コメント(3)

  1. 愛媛の婆様

    八幡浜市だけでも市民投票して独立国になろうではありませんか?
    それが駄目なら愛媛県が独立国に、それでも駄目なら四国で独立投票して四国国を目指そうではありませんか?
    それができなかったら高野寺民主主義連邦共和国を目指そう\(^-^)/

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  2. KEI

    ハハハ!面白い。ただし字が違ってますぞ。正しくは高野地。
    長らく八幡浜市を離れておられる都会のお方とお見受けします。

    実現可能性のあるのは

    高野地民主主義連邦共和国です。

    住民は高齢者のみ7人位とイノシシ200匹ほどでしょうね

    返信
  3. KEI

    スコットランド独立騒動、一応残留で決着、良かったねー。
    スコッチ飲めなくなるところだったよ~

    大英帝国築いた歴史は世界中が羨望と尊敬とたまに憎しみを持って見つめてるんだから、勝手に変えちゃあ寂しい臣をする人たちが世界中にいる。

    仲良くしてね。

    返信

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