安倍批判に失敗して権力に擦り寄るマスコミ
政権を批判することが「正義＆義務」で「政権与党を応援することは言論界の堕落」と信じて疑わないマスコミが多い。
太平洋戦争時に「自ら翼賛記事を書き開戦を後押しし、開戦後は軍部に盲従して国民を欺いた」忌まわしい記憶だけはかろうじて持ち続けているのだろう。
そのトラウマが「政権与党の暴走への警戒」というマスコミ本来の機能として働くのは結構だ。
しかし日本のマスコミの場合、戦後の左翼思想礼賛とあいまって、保守政治を「保守＝反左翼＝軍国主義 」という図式で大きく左傾化した論陣を張ってきた。
自らは「戦争否定＝左翼人権主義＝反保守」として左翼思想のもとで正義の旗を振りかざし、権力を批判することが贖罪であると見せかけてきた。
その行為は誠に心地よいものであったことだろう。快感であったに違いない。
「自分たちの犯した罪はすべて戦前の政治体制に原因がある」とその責任を「保守という言葉」に押し付け、保守陣営を責めることだけで、自分たちは戦争を押し付けられた「被害者」だと主張するのである。
自分たちだけ被害者のような顔をするのは流石に気が引けたのか、「国民」も自分達と同じ戦争被害者にしてしまった。
苦もなくこの欺瞞に飛びついたのは「保守を時代遅れの非人道的勢力」とみなし、それ自体欺瞞に満ちた左翼思想を「人権を守る思想と信じた人たち」で ある。
これら左翼系のマスコミと国民は、「騙され続けた被害者から目覚めたレジスタンスである」という高揚感の中で、保守政治、戦前の歴史、日本文化、目覚めぬ（左翼思想に首をかしげる）日本人を「批判する我こそは正義」と組織的活動を続けてきた。
笑ってもいいだろう。
左翼という「欺瞞に満ちた正義」の歪んだ理性は、子供騙しの「正義を標榜する嘘をつくこと」になんの躊躇もしない。（恐ろしいことだが、ナチスのホロコーストをはるかに凌駕する史上稀な大虐殺は、ソ連・中華人民共和国・クメールルージュ（カンボジア共産党）という左翼政権で起こっている）
事実を報道する新聞でこれまで最も捏造記事が発覚したのは某大新聞だろう。
また、捏造と確定はしていないが今後「日本人の恥の歴史」と記されそうな「歴史捏造」疑惑の案件は数多くある。これは今後のお楽しみである。
普段の違法どうにも「市民団体」「関係者」「有識者」など裏付けのない得体のしてない人の談話を記事にしてるのも「捏造」臭い。
前置きがずいぶん長くなった。ここからがタイトルの本題。
保守政党自民党が政権を奪い保守政治家安倍晋三が登場すると、マスコミはいつもどおり、「反権力」を標榜し安部総理を引きずりおろすための記事を書き続けた。
安倍総理が最初に掲げた「アベノミクス」は格好の標的に見えたことだろう。
経済評論家も日銀も財務官僚も、みなこぞって「アベノミクス」に懐疑的な目を向け否定的な見解を述べる。
マスコミはそれ見たことかとそれに飛びついた。
だが悲しいかなマスコミには本当に自分の考えを持つ人材がいない。
「アベノミクス」に反対する人たちは、「これまで主張してきた自分たちの意見が否定されたから反対する」ただの「自己保身のために無意識に反応する人たちでしかない」ことがぜんぜんわかっていないのだ。
あれよあれよという間に「円安是正」「輸出関連企業の業績回復」「株価高騰」とデフレ不景気予測を蹴散らしてしまった。
いまだに「アベノミクス」批判を続ける週刊誌の記事はたまにあるが、新聞紙上などでは表立った批判は消えた。
赤っ恥を書いたマスコミの完敗である。
これにこりて少しは安倍総理を持ち上げる記事でも書くかなと思ったら、今度は改憲議論で安倍政権を揺さぶろうとしている。
彼らは「この分野は自分たちの得意分野だと思っている」
なぜなら、戦後長らく「国民を騙し続けてきた」成功体験があるからだ。
（かなり化けの皮が剥がれてきてるが彼らは気づいていないのだろう）
だから今回も、「憲法改正」しようとする安倍政権を、「戦争反対＝憲法順守・軍備放棄・日米安全保障は危険・米軍基地撤退」と唱え、得体の知れぬ「市民団体の声」として水増しして報道攻撃すれば、国民は騙されて自分たちについてくると思っている。
だがもう国民は騙されない。
マスコミがいくらきれいごとで観念論的 平和論（反戦論）を繰り広げても、安倍内閣の支持率は上昇するばかり。
当たり前である。
マスコミ・評論家や官僚・日銀 が最もらしい論を唱えてきた金融政策で長期経済停滞を招いていた状況を、わずか３ヶ月で覆してみせた安倍総理の「アベノミクス」の絶大な効果だ。
いまや、マスコミの唱える観念論の実態を知った。
化けの皮が剥がれたマスコミは 雪崩をうって政権に擦り寄るだろう。
安倍総理は今後参院選・憲法改正に続いて、
「戦後日本世論をミスリードして、歴史認識問題が捏造された経緯を明らかにする」
と宣言したのだ。
いくつかのマスコミは今頃生きた心地はしてないだろう。公正な真実を伝えるべきメディアたる「自分たちの嘘」が白日のもとに晒されるのだ。
今頃責任を問われたら「誰を犠牲にして難を逃れるか」 というトカゲのしっぽ切りの準備が始まっているかもしれない。
その時は、日本のマスコミが真の醜さを国民の前に晒す時である。
その時が、日本周辺の異常な体制の国家が、自縄自爆の「歴史認識」の過ちに目覚め 、正しい歴史認識によって東アジアに友好を取り戻す、新しい時代の幕開けとなるでしょう。
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ＫＥＩ
2013年5月05日 10:08 AM新聞紙面は手元に残せるので各社随分と慎重な物言いになってきていますが、テレビでは毎日や朝日系など各コメンテーターがまだまだ好き放題に政権批判を繰り広げてます。
誰が記事を書いてるのかわからない新聞ならいざ知らず、社外のコメンテーターがしゃべるテレビでは出演者を入れ替えない限りこれはどうしようもない。
入れ替える口実がないとテレビ局は番組そのものを打ち切るしかない。テレビ番組再編が始まるでしょう。