韓国ハザードを取り除け

《BY KEI》

韓国が、自民党・安倍政権誕生前に日韓関係を修復しようと躍起になっている。
その韓国の呼びかけに民主党政権は、目先の党利を得ようと、尻尾を振って韓国の甘い言葉に苦もなく乗せられてしまった。
その一方韓国は国連の場でも、民間団体の名を借りた海外在住韓国人による侮日活動を活発化させている。この狡猾さが外交である

民主党には国家的な大局観も戦略もない。
外務省にはもとよりそんなものは無く、あるのは省益だけである。今回も韓国外交通商省の連中を盛大に歓迎した。何処の国の人間が来ても「よろしくお願いします」と握手する。それが仕事なのだ。

中国と韓国双方と領土紛争を抱える今これらの問題をなおざりには出来ない。
解決しなければならないが2正面作戦は避けたい。それは判る。
手を組まれでもしたらなおさら面倒である。

ではどちらから先に問題を処理していくのか。
「処理」とは解決を先送りしてうやむやにすることではない。
このことが官僚には判らない。政治家の仕事である。

まず先に処理すべきは韓国である。韓国は最大のハザードである。

韓国との経済協力を見直す。盗まれた先端技術を調査し損害賠償を求める。
歴史認識を正し在日韓国人の特権を見直す。
韓国の反日・侮日活動に抗議し、改めなければスポーツ・文化等の交流廃止及び「韓国の主張の虚偽」を世界に広く強く抗議するべきです。

韓国を先に処理する理由は、
1)韓国の侮日活動の影響は日本人が考えているような甘いものではない。放っておけば日本の信頼は失われ長期的に経済関係、外交関係等、日本に大きな悪影響を与える由々しき問題である。
2)韓国の経済は一部財閥系大企業のみであり、且つ日本企業と競合する分野が多い。日本が総力を挙げて主導権を奪い返すべき分野であり可能な分野である。
3)日本に住む反日韓国人の存在を解決しなければ、日本の政治活動及び安全維持が機能不全に陥る。
4)韓国は歴史的に国民が被害者意識にこり固まっており日本と真の友好関係は結べない。今その厄介な問題に時間と国力をつぎ込むのは無駄である。

つまり韓国のほうが、1)日本の将来に関わる問題である、2)対抗する効果的手段を有す、3)国民の安全に関わる問題である、4)無駄な努力を避ける、ということである。

中国は今大騒ぎしているが、その反面冷静に日本を見ている人間も多い。
この点が「自らのエゴに捉われ恨みを抱き続ける韓国人」と根本的に違う。
利にさとい中国人は反日活動が自国に与える影響にすぐ気がつく。
中国人は「世間知らずの無知で尊大且つ凶暴」なこれまた「エゴ」まみれの国民であるが、韓国人のような陰湿さは無い。歴史の偶然だがそれだけは救いである。
日本は今後中国経済リスクを避け、対中投資を他のアジア諸国に振り替え生産拠点を整備することで事足りる。

ただその前提が「日米同盟」なのだが、今回日本政府は信じられないような重大ミスを犯した。
日米双方が長時間かけて準備してきた、沖縄方面における「島嶼防衛・奪回」のための日米合同演習を直前になって中止してしまった。誰が決定したのかもうやむやなまま。
これは中国に不要な配慮をして間違ったメッセージを与えた上、米国を大いに失望させ日米同盟をないがしろにする重大な判断ミスである。

このような配慮で中国の行動は変わらない。彼らの行動は常に「自国の都合」である。「日中関係」の問題ではない。日本の配慮など問題外である事がわかっていない。
アナクロニズムの中国が問題視するのは「自国の国防」に関わる米国の出方だけだ。

結局、2正面作戦を避けるといいながら何も手を打てず、「中韓の連携を促し、米国の信頼もそこなう」 という最低の戦術をとったのが民主党政権である。
マスコミは沖縄米兵の微罪を大々的に報道する。鳩山総理の悪夢がよみがえる。

日本はシビリアンコントロールを勘違いしている。
国防の問題である。防衛庁の情報収集機能を活用し、正確な状況判断をしなければならない。そのためには防衛庁の専門家を交え戦略を練らなければならない。
国防政策の最終判断を文民が行なうのがシビリアンコントロールであって、防衛庁の能力を無視して政治家と官僚だけで全てを決断するという意味ではない。

ハザード国家・韓国は日本にとって最大のリスクです。
中国は世界全体にとってのリスクです。
この視点・大局観で戦略を立てるべきです。

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