電力会社の寄付は損金?税金?

BY KEI

中部電力の浜岡原発1号機2号機が廃止になったせいで国から受け取れなくなった交付金を、静岡県が中部電力に寄付を求めていたことが判明。
法律の専門家は「自治体が寄付の割り当てや強制をすることは違法」と問題性を指摘している。

この静岡県の要望に中部電力は09~12年度の交付金に相当する約22億円を4年分割で決めたようですでに16億3千万円を支払っている。
静岡県の長期計画に中部電力が配慮した決定ということで「強制や割り当て」ではないので法的問題はないでしょう。

しかし中部電力はこの費用を「『発電に必要な経費』として電気料金に上乗せしている」ということですが、この点に大いに問題ありです。結局住民が知らされぬまま費用負担をさせられているということ税金を取られているようなものです。

電力会社がいかに民間企業の常識から程遠い存在であるのかよくわかります。
民間企業の名を借りた「公団」そのまま。自治体や国と電力会社が結託してやりたい放題。ヒステリックな反原発運動には同調したくないですが、この甘さが原発事故につながったといわれても反論しづらいでしょう。

電力会社に対する税務監査はどうなってるんでしょうか?
普通「寄付金」が全部経費になるなんてありえません。そんな経理してたら国税庁がすっ飛んでくるはずですが、きっと自分たちに都合のいい法律でも作ってるんでしょうね、優秀なお役人さまが。

馬鹿馬鹿しくて調べるつもりは無かったんだけど、ついつい・・・
自治体に対する寄付は全額損金。
ついでに法人税まで経費として電気料金に上乗せできる。
原子力関係の利益積立金も損金扱い。

つまりシステム的に、自由にお手盛りでいくらでも電気料金に上乗せできるので「どんなに無駄な経費を使おうが絶対に赤字にならない」夢のような超お気楽企業。
電力会社は、「住民から『電気料金』と偽って税金を巻き上げることの出来る国や自治体の『お財布』」企業ということです。腐って当然ですか。

知らぬ間に電気料金といわれて税負担している国民は可哀そうですね。

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