こんなことってあり!?農家戸別保障制度

by KOU

秋田県大潟村の農家19戸が秋田大学に2000万円を寄付。東日本大震災で被災した家庭の学生に一時金として配られる。

これだけなら大変な美談なのだが、この裏には民主党のマニフェストにまつわるなんともやりきれないカラクリがある。

農家戸別保障制度は
≪食料自給率目標を前提に国、都道府県及び市町村が策定した「生産数量目標」に即して主要農産物(米、麦、大豆など)の生産を行った販売農業者(集落営農を含む)に対して、生産に要する費用(全国平均)と販売価格(全国平均)との差額を基本とする交付金を交付する。交付金の交付に当たっては、品質、流通(直売所等での販売)・加工(米粉等の形態での販売)への取り組み、経営規模の拡大、生物多様性など環境保全に資する度合い、主食用の米に代わる農産物(米粉用、飼料用等の米を含む)の生産の要素を加味して算定する。
2010年に先行実施された米作農家には生産調整(減反)に協力する農家には10アール当たり1万5千円を支給する。≫
というものです。

今回寄付した秋田県大潟村のコメ農家は「農業経営者の自立の芽を摘む」と戸別保障制度の減反に応じるつもりは無かった。ところが昨年7月、村から「被災した宮城県の農家に割り当てられているコメ生産枠を引き取る気はないか」と打診されたという。
大潟村のコメ農家は「宮城県の被災農家の支援になるならと」その生産枠を”宮城県水田農業推進協議会”から買い取った。

大潟村のコメ農家19戸は315㌶の水田を持っていて、戸別保障制度上150㌶の減反を求められていたので、その150ヘクタール分の生産枠を2628万円で買い取るが生産はしなかった。そうなると、大潟村のコメ農家は実質的に全く減反はしないで150㌶の減反をしたことになり戸別補償費4712万円を支給されたのだという。

で、元々戸別保障制度に反対である大潟村の農家は「その差額2000万を受け取る気はなく、秋田大学の意向を受け寄付することにすることにした」というのがことの真相のようである。

さてこの寄付金騒動、手放しで「素晴らしい善意の結晶である」と喜べますか?

 

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