政治空白は続く

by KEI

前原氏が民主党代表選挙に出馬する。
支援を約束していた野田氏との会談で「勝算はあるのですか」と質し、「自分でなければ勝てない」という理由で出馬を決めたそうですが、これは変な話。「勝ち馬に乗りたい」のは皆同じだろうけど、それだけ前原氏に力があるなら支援を約束した野田氏を全力で支えれば「勝ち目が出てくる」はず。梯子を外された野田さんが気の毒です。

以前から「菅さんは好きな人」と云っていたようですが、ここにきて急に前原氏から菅総理と同じ匂いがしてきました。その脇の甘さ・言葉の軽さ・拙速さも菅氏によく似てると思えてきました。
同じ匂いのもとは、突き詰めれば「功名心の強さ」でしょう。

これまで「潔さ」と思ったものは「名を惜しむ」気持ちの裏返しだったのかもしれません。
この前まで「私には総理を勤める能力も覚悟もない」と云ってましたが、あれはなんだったんでしょうね?あれがが本音?
今回も「偽メール事件」と同じく功を焦ったように思います。

それにしても自民党、「高見の見物」なんか決め込まないで、震災復興に協力できる候補者を応援するくらいの度量の大きな政治家はいないのでしょうか。このままじゃ自民党も国民から愛想を尽かされます。

司馬遼太郎さんの本の中で
「”金もいらねば名もいらぬ。事のついでに命もいらぬ”このような人物でなければ大事は成せぬ」という一文を見た事がありますが、そんな政治家が出てきて欲しいです。

コメント(1)

  1. 初老の紳士

    前原誠司総理大臣になって、群馬県の八ツ場ダム建設再開を表明したいんじゃないの?

    『原発はもはや時代遅れで水力発電の時代到来』とか言って、政治家は臨機応変にいつも風見鶏(古いなぁ)になって、

    『金も欲しいし、名も欲しい、大事な命をかける気はさらに無い』

    返信

コメントする

投稿前の注意

  • 他の人に不快感を与える投稿や誹謗中傷するようなコメントはおやめください。
  • コメントを投稿する前によく読みなおして投稿しましょう。





トラックバック

この記事へのトラックバックURL
  http://www.uwabana.jp/zenkoku/wp-trackback.php?p=1751