中国の航空母艦

by 老師

中国が航空母艦を手にしたようじゃな。ウクライナの中古空母を買い取って改修したようじゃが、いずれ国産の空母を建造するじゃろう。

今世界で領土的野心をもつのは中国だけじゃ。
ロシアは日本の北方領土を占領しておるが、その他の地域で領土的野心をもつことは不可能じゃ。但し天然エネルギーを武器にした経済的覇権主義は捨て切れおらん。
アメリカは政治的覇権主義ではあるが領土的野心はない。
その他、国境紛争は多々あるが、領土的野心をもつ覇権主義とは無関係だ。

だが、中国が航空母艦を手にしたのは、明らかな領土的野心の現れじゃ。
チベット、ウィグルその他の民族支配。台湾を中国の一部とする歴史無視。南沙諸島・西沙諸島の領有権主張、日本の尖閣列島へも触手を伸ばしておる。

彼らは自国の利益の為なら、理不尽であろうが自らの主繰り返し主張し既成事実化を図る。国際協調とは程遠い蛮行を繰り返すじゃろう。

その彼らが空母を持った。アジア諸国には、持つだけでも十分な脅し・圧力になることを彼らは知っておる。
だがまだアメリカには太刀打ちできる代物ではない。新幹線と同じじゃ。よその技術の寄せ集めで、信頼性も実用性もないことも知っている。

だがもし中国の政治体制が変わらず、覇権主義を放棄しなければ今後10年もほどかけて空母を含む海軍力を整備するじゃろう。

しかしそれは無駄になるとわしは思う。
これから後中国は、自らの覇権主義が自国に不利益しかもたらさないことを徐々に悟るじゃろう。いくばくかの可能性があるとすれば、今のアメリカ型の覇権主義を目指す方向はあるかも知れぬ。

しかしここ10年以内に中国は政治体制そのものを大きく変え、国際協調の道を模索するじゃろうとわしは思うのじゃ。

中国の若者たちに期待しておるのじゃが、ちと甘いかのう?

コメント(1)

  1. 中国人の友人

    元来万里の長城のような無用の長物が好きなので、期限切れのしかもよりにもよってウクライナ仕様の空母を買ったのも改造したのも理解できます。

    大半の中国人は愛国心など無くて、自分の事だけしか考えていませんので、中国の政治体制は大きく変わらざるをえません。

    政府は国内でくすぶる経済の格差や人権の大問題を、国の領土的野心にすり替えようとやっきですが、中国の若者たちは既にその事に気が付いています。

    中国人さ~ん、もっと海外へ行ってお金を使って下さ~い。

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