カラクリ箱の中の日本 対反日国家政策の基本 編

安倍総理が靖国神社に真榊を奉納しようが閣僚が参拝しようが、他国から干渉を受けるいわれは全くない。
しかし、「参院選までは微妙な問題には触れないだろう」と思っていた 安倍総理が、歴史認識問題でわずかに袖を振ってみるとあっという間に火が広がり始め慌てて軌道修正しようとしている。

ところが機を見るに敏な橋下大阪市長はその発言をブレとして『歴史認識問題』に言及している。
人気低下に悩んでいた『維新の会』は起死回生の一手を『歴史認識問題』に求めた。
さすが橋下徹。この人の嗅覚は素晴らしい。政治家にしておくのはもったいない(??)。

さて安倍総理は困っているのだろうか?
おそらく総理は困っていない。政権与党としては全方位に気配りしないといけないので、本音だけでは外交はできない。
そのジレンマを橋下氏が代弁してくれている。安倍総理は歓迎しているはず。
ひょっとしたら安倍総理と橋下市長の間では暗黙の了解ができているかもしれないとさえ思う。

ただ自民党員の中にはそのへんの呼吸がわからずあやふやな『歴史認識』のまま、まるで民主党員の如きまとまりのない発言も少なくない。

だから自民党内に不協和音が生じているとすれば、安倍総理の「勇み足」のせいかもしれない。

 

自民党は日米関係が日本外交の基軸だという。そのとおりである。
しかし中国・韓国の振りかざす『歴史認識問題』の 元凶もアメリカであることを理解していない。だからアメリカが日本に理解を示しながらも韓国の『慰安婦問題』を無条件に受け入れる姿を見て、煩悶する。
韓国に反発しながらもアメリカのご機嫌も損いたくない、どっちつかずの発言になる。

『歴史認識問題』はアメリカ自身も触れて欲しくない問題なのだ。
アメリカ人はナチス以上の虐殺『原爆投下』の罪を認めたくないのだ。
大都市の民間人を標的にした殺戮目的の『東京大空襲』を戦闘行為とゴマ化したいのだ。

ヨーロッパも似たようなものである。
太平洋戦争の遠因は西洋帝国主義のアジア植民地搾取である。
西洋先進国から最も遠い極東に位置していたことは日本にとって幸運であったが、その代わり野心を持った新興国アメリカのアジア進出の橋頭堡の位置にあった。不運であるが歴史の彩というものだろう。

その地理的な幸運とともに西洋人の知らない独自の文明国家でもあった日本は、先進西欧文明を驚くべき短期間で吸収し近代化してみせた。

そればかりか、彼らが潜在的に恐れていた「アジアの龍:清国」を破り、あまつさへ西欧が恐れているもう一つの大帝国 「スラブの虎:ロシア」まで微妙な勝利ではあったが敗ってみせた。
西欧文明に蹂躙されてきた中東・アジアは狂喜して日本を賛美した。
西欧帝国主義国家は、内心では青天の霹靂のごとく日本を恐れただろう 。

台頭する非白人国家:日本を打ち倒すために西欧諸国は「アメリカ」を必死になって参戦させたのだ。
遅れてきた帝国主義国家アメリカは、アメリカ原住民を略奪した『フロンティアスピリッツ』の勢いそのまま兄弟国家:西欧と手を組み日本たたきに加担した。

敗れた日本を非合法な東京裁判でリンチに掛け、大東亜戦争の歴史的意義を完全に抹殺し、日本を非文明・狂信的侵略国家として裁いた。神をも恐れぬキリスト教国家の罪深い行為、それが未だに日本を苦しめている。

ヨーロッパ諸国に、日本を「侵略国家」と非難できる国は一国たりともありはしない。
そして西欧に侵略されるしかなかったアジア諸国にも日本を非難する道理はない。
当時西欧の植民地化を免れるには武力を持つしか方法はなかったのだ。
他のアジア諸国にそのような力はなかった。日本のみが列強のアジア支配に伍して戦えた。
ただそれだけのことであり、結果として太平洋をはさんではいるが、アメリカという強大な隣接国家に軍事的敗北を喫した。
良くも悪くもない、ただそういう歴史をたどったというだけのこと。
『歴史認識問題は『非人道的武器を使い大量殺戮をしたアメリカ』の精神的バランスを取り繕うための茶番劇である。

 

今そんなことを引っ張り出す必要はない。しかし歴史的事実として把握しておかなくてはならないことなのだ。

アメリカは同盟国である。ヨーロッパは伝統もあり価値観を共有できる地域である 。
強固な友好関係を築き維持しなければならない関係である。

残念ながら自民党員の中にあやふやな国家間しか持っていない人物が多すぎる。
『歴史認識問題』が日本国家の存亡をかけた争いであることを理解していない。

この問題を解決するために日本は将来的に、

自主独立を守るため核武装を含む軍備増強が避けられそうもない。
米国との同盟を破棄しなければならない局面も生じるかもしれない。
中国・ロシアと集団安保を構築する状況も想定しておくべきである。
一部の反日国家との「国交断絶」や反日国際団体から距離を置くことも考慮すべきである。

自民党はこれらのことを想定しながら、

まず米国に『歴史認識問題』を 乗り越えさせるよう働きかける努力をしなければならない。

韓国の病は日本のせいではない。日本国は彼らの病気に日本国民が感染しないよう予防措置をとらなければならない。

中国は未熟児である。知恵は育ってないが力は有り余っている「巨神兵」だ。放っておけば世界を滅ぼすか自国が破滅するかのいづれかしかない。いずれも不幸な道である。

この中国を救えるのはおそらく日本しかない。
救うというのは変な言い方かもしれないが、中国は日本から学ぶことは多いはずだ。

彼らは西欧文明を自らの血肉に変えることができなかった。いつまでも異質な存在としか見ない。
彼らの思考の特異性は言語による部分が大きい。彼らが中国語に訳した西欧文明の漢字表記のデタラメぶりは日本人には理解できない。
漢字の意味に沿って訳されている中国語は、ほぼ100%日本人が江戸時代からコツコツと漢字に置き換えた日本語漢字である。
中国の知識人は日本語を学んでいるようなものなのだ。

中国は、日本から訳語を逆輸入するだけではなく、明治以降の日本の歴史を正確に学べば世界と調和することができるだろう。
中国的な『歴史認識』の表現はもういらない。対外的に使う言葉ではない。

 

日本人は日本語の柔軟さを誇っていいと思う。これほど融通無碍な言語はないのではないだろうか。
千数百年前でさへ漢字の特性・優秀さを理解した日本人は漢字を日本語に取り入れた。
今でも英語をそのまま日本語に取り入れる。
ただその言語の優秀性は、翻って日本人の外国語習得能力を 阻害したように見える。

この点が日本の弱点である。
今からでも遅くはない。
英語を中心とした外国語を自在に操り、メッセージ発信とkミュ二ケーションに長けた人材を育てなければならなのでしょう。

コメント(3)

  1. 更年期障害者

    祖国を愛して日本のために国会議員になったのなら当然靖国神社は参拝して下さい。

    市長さんは政治家にしておくのはもったいないので、収入が何十倍にもなるタレントに返り咲いて下さい。

    日本の公用語を英語にして役所の書類も全部英語にして下さい。(私にはもう関係ないので)

    返信
  2. 老年期障害者

    『戦没将兵記念日』を決めて国民の休日を作りませんか?

    祭日はこれ以上要らないので『戦没将兵記念日』にはセ・パ両リーグとも迷彩色の野球帽でプレーしてほしいなァ!

    返信
  3. KEI

    日清戦争勝利記念日、日露戦争勝利記念日、韓国の日韓対等合邦要求

    を認めてやった日、終戦により韓国と国を分かつことができた喜びの日。

    これら全てを記念日として(休日にする必要はありませんが)皆で心から祝いましょう。

    【ついでに天安門事件や光州事件の日も日本の記念日にしましょうか!】

    返信

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