「官僚の責任」 古賀茂明氏著

by 低所得者

≪ギリシャは公務員がストを繰り返し崩壊ひいてはユーロ崩壊は避けられない雰囲気ですね≫
かねてより行政改革の必要性を痛切に感じていた経産省の官僚”古賀茂明氏”
政権を奪取した民主党のマニフェストを信じ、また政権側からも要請があったので本気で行政改革に取組んだら、腰砕け民主党に梯子をはずされ窓際に追いやられて1年有半。

総理の交代を期に大臣に「仕事をさせてもらえないのなら辞めるしかない」と訴えたら、急遽登場した枝野大臣は「あんたの人事は私の担当ではない」

枝野氏は良く判らない人物だ。「ひょっとしたら大変腹黒い人ではないか」と疑っている。
すべてのコメントをそつなくまとめるが、よく聞くとこの人自身の主張は殆ど入っていない。他人の意見や世論を持ち出して話ているだけ。まあ官房長官はそんな立場だったからかもしれないが、古賀氏の件で「官僚とタッグを組んで(当面?)行政改革はしない」と考えていることだけは良く判った。

古賀氏は著書の中で
「官僚は国家のことなど考えない。官僚になった途端に自分の所属する省庁と自分達の利権の事しか考えなくなる」
その実例を自身の経験を元に具体的にかつ憤りを持って列挙している。

「国家国民の為に働く」その為に「改めるべきところは改め、私利私欲の利権集団と戦う」
誰にもわかる優秀な官僚は、官僚組織からの攻撃を政治家の後ろ盾をなくしては耐えられず、ついに野に下ることのなった。
「誠にお気の毒」と言おうと思ったら、良く考えてみれば「気の毒なのは我々国民である」ことに気がつきました。

国民は皆はっきり気がついている。
公務員はろくな仕事はしていない。身分だけは過剰に守られている。補助金を餌に不要な事業を存続させ誌上を歪め、業界を支配する。民間で出来る仕事を官費で行う組織を作る。当然天下り先になる。失敗しても誰も責任を取らない。

これが国だけではなく、都道府県や市町単位でも同じ事が行われている。
「日本人は誠にお気の毒様」と諸外国から慰められる日が近いかもしれない。

 

 

コメント(2)

  1. 低所得平民

    古賀氏のお話や公務員のことや都道府県や市町村のことも周知のことでは有りますが、残念ながら民主主義の選挙で平民が選んだ議員様やお役人様がやることなのでどうもこうもなりまへん。

    それでも日本は他国に比べて、まだましな国なんでしょうね~。

    返信
    • 低所得者

      国会議員は選んだけど公務員は選んでいません!

      でも公務員も選挙で選び、何年か毎に選挙をするようにするというのは素晴らしいアイデアだと思います。

      返信

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